今回は、(有)関東消毒の田中が担当します。
この時期に問い合わせが多い、スズメバチの駆除について書きたいと思います。
このブログを読んでくださっている方で、
植木の剪定をしている時、ふと、自宅を見上げた時、
大きなスズメバチ(またはアシナガバチ)の巣を見かけた
事があるかもしれません。
秋以降にスズメバチの巣が多いか少ないかは、
梅雨時期の気温と降雨量が影響していると、
長年のデータでわかってきました。
スズメバチは、春になると、
昨秋に飛び立った新女王バチが越冬から目覚め、
女王1頭で営巣を始めます。
梅雨時期に雨が多いと、発育や子育ての為の活動が妨げられるため、
この難しい時期を乗り越えられる巣が少なくなります。
逆に、空梅雨ですと、秋に多くの巣が発生します。
また、雨や台風が多いと、天井裏や壁の中などの奥まった所の
営巣が多くなるとも言われています。
では、秋にスズメバチの巣を見つけたら、どうすればいいのでしょうか?
最近では、市販の専用スプレー剤もホームセンター等で販売されています。
ただ、秋にはすでに巨大化しているので、
スプレー剤での施工を失敗し反撃されて刺されたり、
ハチを怒らせて収拾がつかなくなる現場にも立ち会う機会が多くなりました。
やはり施工は、我々専門業者に任せる事をお勧めします。
年間数十人は亡くなる、たいへん危険な生き物ですからね・・・
最後に、よくある質問を2つ。
➀このまま冬まで放っておけば、いなくなりますよね?
⇒いなくなります。ただ、
1)巣が終わりに近づくと、新女王バチが生まれ、飛び立ちます。
つまり、来年に、その巣の子供たちが、近くで何箇所も営巣するリスクがあります。
2)秋は繁殖活動でも最も重要な時期なので、
働きバチも攻撃的になり、刺されるリスクが高まります。
②巣を作らせない方法はありますか?
⇒基本的にはありません。
天井裏や壁の中ならば、スズメバチが入る穴を徹底的に塞げば防げます。
ただ、軒下や樹木の中は、営巣を防ぐことはできないと断言していいと思います。
スズメバチは、雨風がしのげて、餌場が近く、戻りやすい場所に営巣します。
そのような場所は敷地のいたるところにあり、ここに必ず作るという法則もありません。
スズメバチは、2度刺されると、
アナキラフィシーショックにより死に至らしめるリスクがある害虫です。
困った時は、住まいるコープにぜひお問い合わせください。
住まいるのシロアリHP の お問い合わせフォーム から御連絡ください。
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